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遂に待望の個人撮影ビデオが完成。黄金咲ちひろさんの主演でビニールテープフェチと風船フェチをテーマに二本撮影。場所は新大久保のフォーラムといふホテル。和室と洋室に分かれているので和の空気も取り込めロケーションはまあまあ。ただ、照明が暗いので、自前のデジタルビデオカメラのライトではちよつと暗い感じになつてはまつた。でも、マニアはさういふ素人臭ひ方がリアル感があつていいのかもしれない、と或る人に云はれました。黄金咲さんも当日いきなり電話で撮影を強要されたあたりから、ビニールテープで柱に宙吊りになつたり、ホント拙者の気分次第のわがままに、よくぞお付き合ひくださいました。ありがたうございます。とりあえず『ビニールテープと戯れる女』は早速販売にかけました。定価4800円ですのでよろしくお願いいたします。

  2005年の師走に書かれた日記である。この頃のことはよく覚えている。一水会に出入りしていた私はそこでKという二つ年上の右翼の先輩と知り合い、いろいろ相談に乗ってもらったりしていた。DVD作成についてもそうで、新大久保の喫茶店に出向いてもらい、何の流通網もなかった私だが、どうすればAVが作れるのかと尋ねたのだが、彼からの答えは「たちまち作ることだね」ということだった。

その二日後、私は午前中に黄金咲さんに電話を入れ、DVD制作の意を告げ、快諾してもらった。まさかこの一作目が、その後100本近いアダルトDVD制作に繋がるとはつゆ考えではいなかった。

かの女とは新大久保で待ち合わせ、ドンキに行った。黄金咲さんは風船モノがいいと主張していたので、風船を何袋か購入。それに私はなんとなく縛りものがしたかったので、スコッチのビニールテープをひと巻買った。

一旦、新大久保駅に戻り、かの女が改札から出てくるシーンから撮影を開始した。かの女は駅前の托鉢に喜捨し、大久保通りを北に歩き始める。その後ろ姿を私はカメラで追った。

作品の内容はDUGAでもダウンロード販売しているので見てもらえば幸いだ。もちろん私も直販売している。

私は、撮影後、駅への道すがら、黄金咲さんに向かって「ああ、久しぶりに仕事らしい仕事をした」と云って笑った。それだけ堅気でない仕事に没頭していたのだ、当時はね。